コスモスペースで取り扱う鉱物のすべて<スタウロライト>

広域変質作用によって生じた変成岩や、稀に変色変成岩中に、マスコバイト「白雲母」やアルマンディン「鉄ばん柘榴石」、カヤナイト「藍晶石」などを伴って産出します。単斜晶系(疑斜方晶系)の柱状結晶が90°または60°の角度で交わった透入双晶で見られることが多く、それが十字の形になるところから名称っも「十字石」となりました。色は、暗赤褐色や褐黒色、黄褐色のものなどがあり、条痕は無色から灰色を示します。 透明ないし不透明で、樹脂光沢に近いややガラス光沢をもち、劈開は一方向に明瞭で、断口は不平坦状からやや貝殻状となります。名称はギリシャ語で十字の意味のstaurosに由来します。 この鉱物が示す「十字形」から、キリスト教国でよく珍重され、中世の十字軍兵士のお守り石4となったり、洗礼式に用いられたりしてきたようです。また、この鉱物の産地のアメリカ・バージニア州パトリックでは、この石は、キリストの死を知った妖精たちの涙が結晶化したものという伝説があります。強い保護力があり、危険なものから身を守る働きがあると言われています。 いつでも冷静を保つよう導く力があるそうです。 古くは、マラリアの治療に用いられたとされ、他には呼吸器の病気の治療にも使用されたと言われています。

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